「いや…いい、あんまり寝てても体に悪いしね。」
無理に笑顔を作りなんとか起き上がるとようやく自分が今いる場所の全景を見る事が出来た。
どうやら自分が寝ていた部屋は個室だったらしい。
「…広いなおい。」
「特待生用の病室だからね。」
「…明らかに入院と関係ない彫刻とか置いてあるけど。」
「あぁそれここの院長の趣味だって。」
軽く脱力していると再び自分達がいる部屋にドタドタと足音が近づいて来た。
どうやら今度は複数らしい。
「カミヤ様!!」←ナース
「カミヤ様ぁ!!」←ナース
「傷は痛みますか!?」←ナース
「何か欲しいものはございませんか!?」←ナース
「カミヤ様!!」←ナース
「…おい、ラック。」
「何?」
「俺はイメクラに入院したんか?」
*違います

