「さて…二人とも死んじゃったカナ?
まぁいいけど、これ以上『コウモリ』が増えて先導されても困るしね…今までのように楽しめない。」

目の前で辛うじて呼吸をするカミヤの頭を踏みながら破壊された木々へと目線を向けるその表情は、いままでのどんな時よりも満足げに映っていた。

「さて、戻るか…帰ったら今日はどの子と遊ぼうかな…この学園は本当に便利だ、自分のしたいことを好きに出来る…。」

薄笑いを浮かべながら学園へと帰ろうとするのだがレビィはある視線を感じ振り返った

「………。」

周りには倒れている二人の他に人気はなく、周囲を包む殺気や魔力のせいで動物さえ一匹も姿を見せない。

「………?」

気のせいか…?と思い再び学園へ歩を進めようとするのだがここでレビィにある疑問が浮かんだ…







-これは誰の殺気だ?