「冗談だよ…とりあえず開けるか。」

と、キッチンから鋏を取りに行くのかと思いきや、手に取ったのは頭に乗せたユナ。

「…?」

「これをこーして…。」

親指で肉級を押し、飛び出て来た爪で紐を切ろうとするのだが、そんな事を黙ってされるがままの動物では無い。

「…(ガプ)」

「あ゙痛!!?」

「当たり前だバカ!!(ゴゥン)」

「でぃ!?……いや立つのがめんどくて。」

「どんだけズボラなんだあんたは!!」

やれやれといった様子でラックは立ち上がろうとするのだが…

「ま、しかたない(ブチ)」←引き千切った音

「ん?」

「えー…と中は…ん?柔らかいな…?」

「……。」




…この後第2ラウンドに突入した事は言うまでも無い。