「!?」

「あ…悪い、寝たのかと」

その冷たい感触に驚いて目を開けると額には濡れタオルが乗っけられていた。
疲労と考えすぎで疲れている体に、程良く冷たい感触が何とも心地いい。
軽いお礼を言ってからタオルをアイマスクのように広げ再び目を閉じて思考に励むカミヤの横に、ラックはゆっくりと腰を下ろす。

「………。」

騒いでいた頃に流れていた風はいつの間にか収まり、日が茜色に染まった頃、ベッドにいた二人はいつの間にか横になり眠っているのだった。





………
……











タッタッタ・・・ガチャ

「はぁ~…なんか最近変な事が起こるなぁ…怪我したのっていつ以来だろう…スイマセーン……あれ?」