かみさまの国



「…っおいおっさん!!
もう限界だぞ!!?」


「だーいじょうぶ。ほら、見えてきたぞ。」


そういっておっさんは上を指差した。

見えてきたといっても、
上には分厚い雲が一面に広がっているだけで、
さっきの門みたいな、入口らしきものは何もなかった。

しかしオレ達を乗せた雲はさらに上昇し、心なしかスピードも加速しているように思えた。


「おっさん……」


「おう。何だ??」


「オレ達はこのままどうなるんだ??」


「あの雲の中に突っ込むんだ。」


「はぁっ!!??」


えっ…ちょっ!!
まてまてまて!!!!

オレ達を乗せた雲は今、レーシングカー並のスピードを出しているように感じた。

みるみるうちに上にあった雲が近づいていき……


「のわあぁぁぁ!!!!!!」

ズボッッ!!
っと音を立て、オレ達は雲に激突した。