軽装のシーフ。
武器は多分、レイピア。
これで始めて三日目で、クロファンは友達に誘われてアカウントを取ったらしい。
今日は一人でここまで来たようだった。
「お前さぁ…よく一人でここまで来たな。」
「え?なんでです?」
「なんだぁ…?友達に教えて貰わなかったのか?
このフィールドは中級者向けだぞ。まだ始めたばっかのお前みたいなヤツがうろつくような場所じゃねぇよ。」
「へぇー…物知りですね。」
「まぁな。
ってか当然、だろ?」
ソイツがこっちだと言う方へ歩く。
自分も髭を使っていたので、どこに行けばいいかぐらい分かっていたが、地図を非表示にしているので、ここはコイツの示す方向へ歩いて行こう。
そんな事を考えながら、何回か角を曲がったら、急に水色の小さなモノがソイツへ飛び付いた。
オレは慌てて攻撃を喰らわせるが、当たりも掠りもしない。
そのまま水色の何かは、ヒョイヒョイっとオレの攻撃を交わし、ソイツの肩へ乗った。
スキルを使おうとしたら水色の何かは、まるでソイツを守るように壁の様なシールドに形を変えた。
「ジル!その人は敵じゃないよ!
大丈夫です!ジルは敵じゃないですっ!」
ソイツはジルと呼んだ何かを抱えた。
すぐに壁の形から、元の大きさに戻った。
よく見れば水色の何かは、β版で一部の呪術士の間で流行った古いタイプのペット機能の妖精だった。
色からして水属性なんだろう。
何故初心者が持っている…?
まさか…?
ソイツは肩にペットを乗せた。
「驚かせてすみません!
さっき、逃げ回ってる時に迷子になっちゃったみたいで…。」
「…どっちが?」
「こいつ、ジルの方です!
お前は本当にまったくーっ!」
「迷子は…オマエだろ?」
やれやれ。
気になる事がある。後で問い詰めてみよう。
きっとすぐにボロが出る。
武器は多分、レイピア。
これで始めて三日目で、クロファンは友達に誘われてアカウントを取ったらしい。
今日は一人でここまで来たようだった。
「お前さぁ…よく一人でここまで来たな。」
「え?なんでです?」
「なんだぁ…?友達に教えて貰わなかったのか?
このフィールドは中級者向けだぞ。まだ始めたばっかのお前みたいなヤツがうろつくような場所じゃねぇよ。」
「へぇー…物知りですね。」
「まぁな。
ってか当然、だろ?」
ソイツがこっちだと言う方へ歩く。
自分も髭を使っていたので、どこに行けばいいかぐらい分かっていたが、地図を非表示にしているので、ここはコイツの示す方向へ歩いて行こう。
そんな事を考えながら、何回か角を曲がったら、急に水色の小さなモノがソイツへ飛び付いた。
オレは慌てて攻撃を喰らわせるが、当たりも掠りもしない。
そのまま水色の何かは、ヒョイヒョイっとオレの攻撃を交わし、ソイツの肩へ乗った。
スキルを使おうとしたら水色の何かは、まるでソイツを守るように壁の様なシールドに形を変えた。
「ジル!その人は敵じゃないよ!
大丈夫です!ジルは敵じゃないですっ!」
ソイツはジルと呼んだ何かを抱えた。
すぐに壁の形から、元の大きさに戻った。
よく見れば水色の何かは、β版で一部の呪術士の間で流行った古いタイプのペット機能の妖精だった。
色からして水属性なんだろう。
何故初心者が持っている…?
まさか…?
ソイツは肩にペットを乗せた。
「驚かせてすみません!
さっき、逃げ回ってる時に迷子になっちゃったみたいで…。」
「…どっちが?」
「こいつ、ジルの方です!
お前は本当にまったくーっ!」
「迷子は…オマエだろ?」
やれやれ。
気になる事がある。後で問い詰めてみよう。
きっとすぐにボロが出る。


