ACcess -縁-

明日は休日なのでそのまま徹夜を覚悟でいた。
大体、休みの前日はこうやって夜遅くまでゲームだった。


そいやぁ…一時期、色んなランキングやイベントで一位と二位を不動の物としていた事も何度もあったな。

もしかして、それがTwin Beeの始まりかもしれない。
二人で注目を浴びる事が何よりも楽しかった。

しかし、それは思わぬ方向へ曲がった。

噂が噂を呼び、近寄りがたい存在のTwin Bee。
それが今の双子の蜂。

まぁ別に、アイツと一緒が嫌な訳ではない。
寧ろ何でも分かるので楽しかった。
しかし、他の人と会話は殆どなく寂しいと思う時もある。

仕方ないか…そうプレイするのを選んでしまったから。
結局、そうやってロール…演じているのだから。


草原のフィールド。
心地良い風が吹いているようで、髪は静かになびいている。
「あ、そいやぁさ…。」
「ん?何…?」
草むらから顔をあげて手を止める。
「噂…聞いたか?」
「どんな?面白くなかったら無視するぞ。」

お前とオレの面白いは違う気がする…と思ったが、まぁいいだろう。オレ的には最高に面白い話だ。
「幽霊の話。
 確か…古城の最深ダンジョンに幽霊が出るって話。
 まるで生きてるみたいなお姫様らしいぞ。生き血を求めて、夜な夜なさ迷い歩くんだ。
 スー…っとやってきて、ほら…お前の後ろ…!!」
声のトーンを落として、怖い話をするような声で呟く。