SIDE 准

聖羅が落ちた。
俺が迫ったからだ。
血を流して聖羅はヤバイ状況だった。

どうしよう…
俺のせいだ…

俺はそのままペタンと座りこんだ。

あの時落ちそうになったときの聖羅の顔は今でも覚えている。
あの顔…
忘れられないのだ…

あの日、俺があんなことを言わなければ、
聖羅はこんなに辛い想いはしなくてすんだのかもしれない