「……森崎」 「リキって呼んでよ、センセ」 人を好きになるのは自分が初めてだと、純な告白を前に、マツリは首を傾けてリキを見つめた。 「それが、……あんたは、まだ子供、だ」 「年とか!そういうの抜きで!!」 一世一代の告白を、先生だから子供だからと流されたくはない。 こんなにも自分の内側に入ってくれたのはマツリが初めてで、 これからもマツリだけで――― 「せんせいっ!!」 切羽詰まった声色に、マツリはお手上げだとばかりに肩を竦めた。 そして、