空を飛べない鳥がいた。


その鳥の翼は黒かった。


光があたると美しく輝いた。


その鳥の声は高かった。


とても美しい声だった。






どんなに綺麗であろうとも

どんなに好かれていようとも


空を飛ぶことなどできなかった。