それからどれぐらいたったんだろう


すでに真っ暗になり
さらに冷えてきた



「帰ろ?」


「ん。」



そうちゃんの手を握り歩く



そうちゃんの手に向かって


「ありがとう」


小さく呟く


「ん?なんか言った?」



「なんにも言ってないよ」