君のそばで微笑みを


「ハァ……。よし!」


 熱で頭が朦朧としていたけど今はそんな弱音吐いてらんないよな。



「あれ~!? ナナー!?」


 わざとらしく明るい大きな声を出し、ナナの元へと走っていく。


 名前を呼ばれた時、ナナの肩が少し震えた様に思えた。


 そして俺がどんどん近づいて来ているにも関わらず、ナナはこちらを向こうとしない。