「遼ちゃん何食べるのー?」

「うーん? おにぎりとお味噌汁」


 これだから二十六歳は……


「ジジくせぇ~」

「ん、何か言ったかな?」


「なんでもねーよ! 地獄耳野朗」


 遼太は俺の四つ上で二十六歳。

 
 ――ちなみに俺とナナは同い年。

 保育園の頃から一緒で、本当の幼なじみってやつで腐れ縁……。