「ちなみに俺も微妙に甘党だから!!」


「聞いてないけどねー!」


 ――更に言わなきゃ良かった。


 だけどナナがいつもの調子に戻ってくれている様な感じがして少し嬉しかったけど。



「とりあえずいこっか」


 ナナに言われて歩き出したけど……微妙に沈黙。


 外に出るとモワッとした熱気が俺を包み込んでくるし変な感覚だ。

 もう夏は近い。