君のそばで微笑みを



「とりあえず入ろ! こんな所でぐずぐずしてても混んできて入れなくなるし」


 友里の言うとおり、お店に吸い込まれるようにどんどん人が入っていった。 

 そんだけうまいのか、それとも立地条件がいいのかは分からないけど……俺の興味がそそられてる事は確かだ。



「ほい」


 少し重めの店の扉を開け、友里を中へと促す。


「おっ、さすがいっくん!」


「当たり前だっての」