「メシでも食おうかと思ったけど……この時間じゃちょっと厳しいな」 「確かにな~」 本当なら、久しぶりだからゆっくりしたかったんだけど……仕方ない。 「隼人は正社員だし忙しいんだし、お互い休みの時にでもゆっくりしようぜ」 「すまんな、気ぃきかせちゃって! 次は飲もうぜ。オレのオゴリで」 二人の会話を遮るかのように俺の携帯がけたたましい音を奏でた。