「はい…」
オレンジ髪の華奢な体つきの男の子、ナイルは、教本を開くことなく答えた。
「一つは、レジェンドはタスペルに比べ身体能力がとても高いこと。
これは再び始まるかもしれない戦争への抑止力のためと言われています。
二つ目は、『パルス』と呼ばれる特殊な身体エネルギーを扱えること。
パルスにはレジェンド毎に『属性』があり、またパルスを物質化して『武器』を精製することができます。
最後に、レジェンドは寿命が短く、成長が早いです。」
淡々と話すナイルの出で立ちは6歳程度の子供には見えない…
「そ。正解。完璧だな、さすがナイル。」
特に照れることも喜ぶこともなく、無表情のままのナイル。
「俺を例にしてみようか?」
そう言って右手を突き出したカイン、すると淡い光が右手に集まり、光が弾けた瞬間、殻が破けたかのように、カインの右手には『弓』が握られていた。
オレンジ髪の華奢な体つきの男の子、ナイルは、教本を開くことなく答えた。
「一つは、レジェンドはタスペルに比べ身体能力がとても高いこと。
これは再び始まるかもしれない戦争への抑止力のためと言われています。
二つ目は、『パルス』と呼ばれる特殊な身体エネルギーを扱えること。
パルスにはレジェンド毎に『属性』があり、またパルスを物質化して『武器』を精製することができます。
最後に、レジェンドは寿命が短く、成長が早いです。」
淡々と話すナイルの出で立ちは6歳程度の子供には見えない…
「そ。正解。完璧だな、さすがナイル。」
特に照れることも喜ぶこともなく、無表情のままのナイル。
「俺を例にしてみようか?」
そう言って右手を突き出したカイン、すると淡い光が右手に集まり、光が弾けた瞬間、殻が破けたかのように、カインの右手には『弓』が握られていた。

