エルメスの玉の汗がもはや水の膜になりはじめたころ…
「………!エルメス!あれ!」
突如フィヨルドが前方を示す。
巨大なアリジゴク、人間一人が簡単に陥れてしまうほどのアリジゴクの円周のすぐ外。
そこに全身にマントを羽織った一人の女の子が円周に背を向けて立っていた。
するとアリジゴクの中心から、同じく巨大なサソリのようなキメラ『レッドスコルピー』が現れた!
頭殻部こそサソリだが、胴体の部位が異常に長い。
紅い楕円形の殻が連続してついた胴体は中心まであり、足と思える部位が見えない。
両手に巨大なハサミを携えたスコルピーは、女の子に襲いかかろうとしていた。
「気づいていないのか!?」
「まずい、行くぞ!エルメス!」
カバンを放りだし、フィヨルドは女の子のもとへと向かった。
「………!エルメス!あれ!」
突如フィヨルドが前方を示す。
巨大なアリジゴク、人間一人が簡単に陥れてしまうほどのアリジゴクの円周のすぐ外。
そこに全身にマントを羽織った一人の女の子が円周に背を向けて立っていた。
するとアリジゴクの中心から、同じく巨大なサソリのようなキメラ『レッドスコルピー』が現れた!
頭殻部こそサソリだが、胴体の部位が異常に長い。
紅い楕円形の殻が連続してついた胴体は中心まであり、足と思える部位が見えない。
両手に巨大なハサミを携えたスコルピーは、女の子に襲いかかろうとしていた。
「気づいていないのか!?」
「まずい、行くぞ!エルメス!」
カバンを放りだし、フィヨルドは女の子のもとへと向かった。

