Little Eden

「考えすぎですよ。実際、私のことを普通に接してくれるのはあなただけですから。」

「…フレイアとかいうエルフも…だろうが。」

「…!?」

そんな友人の言葉に思わずティースは言葉を失う。
確かにその通りだった為に。

「ほら、着いた。この教室だ。待ってろ。お前が行くとややこしくなるから、俺が行ってくる。」

そう言うと、ジークはまだ数人生徒が残っている教室に入っていく。
そして、中の生徒と話をし、フレイアの席を聞くと、聞いた場所の机の中から数冊の教科書とノートらしき物を運び出してきた。

「ほら、これだよ。」

「あ、有り難う御座います。」

ティースはジークからそれを受け取ると、大事そうに抱える。
そんな友人の様子を見て、ジークは少し考えると…言った。

「な、俺も行っても良いか?」

と。

「え?」

「お前の部屋。」

「ですが…」

「お前と同じ部屋なら問題ないだろうが。」

そう言われ、ティースは考えたが…何となく断れず、結局ジークも共に、部屋に戻ることになった。

内心、ため息をつきつつ――…。