「ふぁ~~~~おはよう、、、」

朝起きてまずペットの金魚に挨拶するあたし、
天野沙紀 高校一年生です!

っていうのも、今日から。


そう、あたしは今日から新高一なのだっ

まだ恋愛未経験なあたしは、隣町の知り合いのいない宝華高校に
新しい出会いを期待してるんだ。

あたしは今まで誰とも付き合ったことがないのです――――――
それもそう、中学では全然女の子らしくなかったから。

言葉遣いも男みたいだったし、
いっつも男子と口げんかしたりしてた。
モテるはずもないよね、、、。

今さら反省、です

でもあたしももう高校生、そろそろ可愛く女の子らしく
なりたくなってくる年頃。
だから、この新高校生活に賭けるのです!!!!!!


「いってらっしゃい。高校楽しんできなさいね♪」

あたしのお姉ちゃんの声とともに、あたしは家を飛び出した。
お姉ちゃんは、天野美紀 20歳。
あたしと違ってすごく可愛くて、自慢のお姉ちゃんだ。

「いってきまーす!!」

あたしの高校生活、いよいよスタートだ~~~~っ★



宝華高校は、私の家から近い駅から
二駅乗ってそこから徒歩30分。



駅について、宝華高校のある町行きの電車に乗る。
緊張するなあ。。。。
あたしが乗る電車には、知り合いは誰もいない。
それもそのはず、隣町の高校はあたしたちの町から行くには行きにくいからだ。


あたしなんか徒歩30分だし。


だから早めに家を出なければならない。
そんな高校、あたしの町の人は誰も受けないんだって、、笑
でもそのおかげで思いっきり高校デビューできるぞーーーっ



隣町の駅に着いて、私は降りた。
ここから徒歩30分かあ、、、。よし、頑張るぞっ!



30分後。。。
やっと宝華高校が見えてきた!!
私と同じ制服の人もチラホラいるし。
やった、頑張って歩いてきたかいがあったな~~~~


でもみんな、友達と楽しくお喋りして登校してる。
あたしだけだよ、1人でポツンと歩いてるのは。
まぁいっか。友達作ればいいんだし。