「・・な?・・さ・・・紗那!!」
「あう!?」
「何ボーッとしてんの?そんなんだから、さらわれちゃったりすんだよ!」
「でも紗那ちゃん可愛いですもんね~」
「いやいや・・・・」
私を取り囲むのは、前に一ノ瀬先生が言っていた
「君の他にも女子があと3人」のその人達。
一人目は、佐々木 怜。
一言で言って、とてつもなく可愛いモデル体型の女の子。
二人目は、高橋 ほのかちゃん。
ほんわかしていて、癒し系キャラ。このこもすごく可愛い。
三人目は、九条 琴音。
少し気が強めだけど、根はすごく優しいお姉さん的存在。
私の朝の一件で、女子の単独行動は危険だという考えが強まったため、今はこうして四人で一緒にいる。おかげで、すぐにみんな仲良しになった。
「ん~ごめん、なんかついボーっとしちゃって・・・」
あたしはずっと、彼のことを考えていた。
