じれったくなって 恥ずかしさなんて ふっ飛ばして、 顔を勢いよくあげた。 のに 「風がきた。」 この一言でしゅんとなる。 「嘉弥ぁ...。」 私はあまりにも ケロッとしている嘉弥に じれったさをさらに 通り越して怒りが 芽生えだした。 嘉弥はそんな私に 気づいたのか 慌てて口を開いた。