いきなり、教室が暗くなり、いつの間にか、あたしの手が駿介君の手に引っ張られていた。 「駿介君っ!」 怖い。あたし、暗いのだめなんだよね。 「離してもいいけど、そのかわり、置いてくぞ。」 「それだけは、よして下さい!!」 「はい、はい。ちょっとは、大人しくしてろよ。」 「なにそれ、あたしがうるさいみたいじゃん。」 「実際そうだろ。」