竜樹の息が髪の毛に当たる。


どんどん、顔が赤くなっていく。


良かった。顔見られなくて……。


どんどん、鼓動が早くなっていく。


「あっ、ありがとう、竜樹。」


「あっ、ちょっと待って、誰か来る。」




「でさ、それが、先生ったらさ……………。」



「大丈夫、もう行った。」


なんで、なんであたしこんなに、ドキドキしてるの?