「陽菜、もうだめかな………。」 「栞里、なに言ってんの、まだ試合は、終わってないでしょ。」 まだ、1%でも、試合に勝てる可能性があるなら、あたしは、諦めたくない。 「諦めたら、終わりだよ。2点差くらいどうってことないよ。そうやって、響君のことも、諦めるつもり?」 あっ、今のはちょっとヤバかったかな? 「うん。そうだね。ありがとう陽菜。最後まで頑張ろうね。」