――ドンッ おもいっきり、あたしの背中に飛びついてきた。 「きゃぁっ。」 「おはよー、陽菜!」 「危ないでしょ、美菜。春ちゃんは?」 「あそこ。」 「待ってよ~。急ぎすぎだよ、まだ朝なのに。」 まだ、追いついてないし。 どうやら、春ちゃんは、朝は苦手みたい。 「あれーー、どうして、陽菜、駿介君と一緒にいるの?」 「美菜、実はね、あたし達……、付き合ってるの。」