べべさんのライブが終わると、僕たちはおじさんと一緒に楽屋に戻った。

そこでちょっとして打ち上げなんかもあって、大人の人たちは楽しそうにビールなんかを飲んでいる。

僕は一日歩き回ったりして疲れていたので、うとうとしていた



「今日は楽しかった?もう遅いから、三人で先にホテルに戻ってなさい。」

Babyさんにそう言われて、三人で先に近くにある毎年泊まってるホテルに帰った。


「なんか今日は楽しかった。疲れたけど。」


ホテルのベットでゴロゴロしながらそう言ったら、ビトはそうだろうねって笑った。

モモは先にお風呂に入るっていって、バスルームに向かう。


「レンもやっと、好きな人が出来たって感じ?」

そう言われて、まだわかんないよって適当に答えた。


「だって凄く年上の人だし、ずっと子ども扱いされて、からかわれてばっかだったよ。」


ぼんやりとカオリさんの事を思い出していたら、また会いたいなってふと思った。



「でもさ、レンのお父さんとお母さんって、それぐらい年が離れてるじゃん?今はそうでも、もっと大人になったらありなんじゃない?」

そんなもんかなーって、ぼんやりと答えた。


まだそんなことも考えられないや


「普通に、友達みたいに一緒に遊べればいいよ、今は。」



そういえば、最近やけにモモと仲良しだよね?なんかあったのってきいたら、別に何もないよって言われた。



「絶対なにかあるだろー!ちゃんと話せよ!じゃないと、父さんに言いつけるぞ!」