「目が覚めたのねっ!」

母さんの声だ…

「先生!目が覚めました!」

「おお!目が覚めたんだね」

「だ……れ?」

「覚えてるかい?君、トラックに跳ねられたんだよ!」

「トラッ……ク?」

「そう。意識はハッキリしているようだね」

「ここ…は……」

「中央病院だよ」

「びょ…うい…ん……」

僕は、また、深い眠りについていた。