「てかさ、いくらなんでも酷くねぇ? オレ、待ってたのに沈黙の後ドア閉めて何事もなかったかのように帰るなんて…」
ぅ゙…たしかに酷いかも…。
いくらなんでも待ってた人をシカトして帰ろうとしたのは悪かったなぁ。
でも………
「ソレと抱きしめてるの、どういう関係があるの!?」
本当、教えてほしいよ…。
あの後、無理矢理引っぺがして帰りました☆
だって聞いたら
「特に関係ない」
だもん。
暑苦しかったしね。
んで今は家の自室にこもってる。
「桐先輩との噂、面倒だな…」
だって!!
前までは遠巻きにされてたけど…今は女子にいい意味で有名なんだもん。
これ以上、敵を増やしたくないってのが心情。
小さなため息をつくとベランダのドアからノックの音が聞こえた。
「………? はいー?」
疑問に思いながら返事をした。
ベランダって時点で魁迩かもしくは魁迩の友達なんだけどね。
でもあたしが付き合いだしてから一回もベランダからくるようなことをしなかったから念のため、確認。
「オレ…」

