「やっと起きた!!」

本当朝は弱いんだからと、ぼやいてるお母さんを横目に黙々と朝食を食べた。


歯磨きをして、鏡で制服と髪型をチェックして、急いで家を出た。


「いってきまーす」

「気をつけて、いってらっしゃい」


学校までは歩いて20分くらいかかる。


「なんでこんなに寒いの??」


はぁーっと両手に息を吹いて、一生懸命、手を暖めた。



「友達、出来るかなぁ」


りさが一人で呟いてると、急に携帯が鳴り出した。