「それよりも、時計見てみ?」

いわれるがままに時計を見れば、8時20分…。
私達2人は今日から高校生!
入学式受付が9時からだから、用意の時間を合わせると……
少しヤバい‥

「瞬也…。こういう事は、もう少し早く言って。」

そう言って私は、パジャマのまんまだったから、着替えようとしたのだが…

「瞬也くん?
私、着替えたいから部屋から出て行ってもらえると助かるだけど…
それと、もう離れてほしいなぁ〜?」

瞬也は、まだ抱きついていた。

「…………ヤダ」

またまた甘えん坊ですかぁ〜…。
かわいく言ってもおれるわけには、いかない。
「なんでかな?
瞬也くん?」

理由を聞こうと思い
言ってみれば、瞬也はすぐさまはなれた。



ちょっと……ちょっとだけ 寂しいと思ったのは、気のせいだ…。
きっと…