<よし。じゃあ、智恵は、神崎についての情報をよろしくな。>


「うん。わかったよ。
じゃあ、おとの事待たせてるから。」

雅人との電話も大事だし、嬉しいが…
おとの事も大好きだから。これ以上待たせるのは、嫌だった。

<神崎といっしょにいるのか?
だったら、瞬也の事どう思ってるか、聞いといてくれよ!>

「はいはい。わかったよ。 じゃあ切るからね?」

<あぁ。じゃあな。
………………好き>

プチッ…プープー…


最後の言葉。

それだけで、私の顔は、真っ赤になった。


〜坂口智恵sideEND〜