それから、亜子を嫌がっていたのが
嘘のようにあたしたちは仲良くなっていった。

大事な友達に。

「ねえ、さゆか今日遊ぼうよ!」
「え~。」
「何、えーって!」
「嘘だよっ、遊ぼ!」

亜子のノリに自然と慣れてきて
一緒にいることが多くなった。

「さゆーう!」
「あ、奈々~!!」
奈々は親友。
亜子よりもずっとずっと仲がいい。

「亜子と最近仲いいね。」
「あっれー?嫉妬?」
「だってえー!」
奈々がいなかったら
今頃、どうなっていたかな。

悲しいときも
苦しいときも
1番に奈々に報告した。

誰よりも理解してくれて、
本当に心から大事な親友だよ。

こんなあたしを支えてくれて
ありがとう。

この頃が一番楽しかったと思う。

何も考えていなかったあの頃に戻れたら_。

そんなことを考えてしまうのは
やっぱり君のせい?