今日の夕飯は私の大好きなカレーだった…。言い直そう大好きだったカレー…。


どうしてこのタイミングでカレーなのかな?

「どうしたの食べないの?」


母が不服そうにカレーを見ている私に眉間にシワを寄せて言った。

私は首を振り
『食べるよ!!わぁ〜カレー久々だね(・∀・)』


ご飯のことでは母にケチをつけると後が大変なので気合いでカレーを食べました!


カレーは美味しいのですが…はぁ〜(´д`;)



なんだか複雑な味に感じるよ…


「それにしてもヒロ遅いわね…」


時計の針はまだ7時だった。
中学3年の子ましてや男の門限なんて普通はないものですが…。

母は少しヒロには過保護なんです。
私が小学3年の時にこの地に引越ししたのは親の離婚で母の実家の近くで住む事になったんです。


離婚してからというもの母はヒロを溺愛している。
今まで父にそそいでいた愛がヒロに向けられていてヒロはいつもウンザリしている。



「もぅ!夕飯はみんで食べようっていつも言ってたのにヒロったら…」


きっと彼女と一緒なんだろうなぁ〜
それにしてもヒロったらいつもなら「お母さん」って言うのに彼女の前では「お袋」だって!

かっこつけちゃって( ´艸`)プププ


私がにやけてるのに気付いた母が


「何?なんか面白い事でもあったの?」


『それがさぁ〜今日ヒロがさぁ〜…』



バン!!!



ドアが勢いよく開いた!


「姉ちゃん!」


ヒロが私を凄く睨んでいた。
あっ!そうだ言ってはダメなんだった!!危ない危ない!!未遂ですよ!


私は口パクで『ゴメン』っと言った。


ヒロは無言で怒りを私に伝えた。


母「遅かったわね!何してたの?はい!カレー♪」


ヒロ「別に…友達と遊んでただけ…」


ヒロは私の隣に座り再度私を睨んだ。


我弟ながらこ・こわすぎだ(T-T)


母「あっ!そうだナツさっきの続きは?ほらヒロがなんとかって言ってたじゃない!何?」


『えっ!!』


楽しみにしている様子が伺える母に対してヒロから足を踏まれている私…