うちはあんたに

会いたいと言ってしまった

あんたはうちに

会いに来た

会わなければ良かったのかも

あんたはうちの

腕を見て

複雑な顔をしていた

あんたの口から

真実を聞いた

ゆうの言う通りだった

それきり

うちは誰も信じなくなった

腕の傷が増えるにつれ

うちの心の傷も増えていた