気が付いたら、あの工場にいた。

「私、死んでいるの?」

 トモコがいない・・・

「トモコ、ねぇ、トモコ。」


「あっ、美陽。ごめんね。遅くなって。」

「いいよ、トモコ。ねぇ、私は死んでいるの。」

「死んでいない。」

「えっ。」

 美陽は、目を白黒させた。

 だって、『死なせてあげる。』っと言ったはずなのに・・・


「現実世界では、遺書を残して、自殺して意識不明っとなっているよ。」

「死んでないの。」

「そう、その前に復讐しなければならないの。」

「ふっ・・・復讐???」

 また、目を白黒した。

 そのまま、意識が一時的にとんだ。