「お前が今拾った猫がマンクスだよ!!!!
そしてこの写真の子だよ!!!!」


「それがどうした!!!!!!」


をいいいいいいいい・・・。
あの猫、放ってどっかいっちゃったよな・・・。
もおおおおおお!!!!
ていうか、おかしくね?!!
狙ったかのように拾って!!!
罠か?!
いやいや、イライラして何が「罠か?!」だよ、自分。


「あああーーーもういいよう。
僕が探してくるから、本宮はあいつに連絡しといて・・・。
戻っていいです・・・。」


「おやつの時間に家に戻るのは当然の話です!!!!
♪おうちにかえろ、でんでんでんぐりがえして・・・。」


歌いながら消えていったよ、あいつ。
裏口すぐ近いのに表口の方にいったよ、あいつ。
ていうか、僕を妨害するために現れたのか、あいつ。
誰か答えてほしい・・・。


「資料はないし、僕猫探しなんてしたことないからどこ探していいかわかんないよ。
困ったな・・・。」


途方にくれるしかないのだろうか。
一日の調査終了時間は夕方6時まで、それ以降は暗がりのためどうせ見つからないから打ち切るってことは知ってるけど。
まだまだ時間がある。
まだ昼の1時だし。


「喫茶店でも行こうかな。」