僕はとりあえず資料に目を通すことにした。


「何々・・・・?
えーっと、首輪は全部ダイヤモンドで埋め尽くされていて・・・。」


「そんなものに頼っても猫はやってこない!!」


さすが本宮。
散々猫を連れて帰ってくるだけあって何か得策があるのだろうか?


「こんなものーーーー!!!!!!」


そういって本宮は僕の手から資料を奪った。


「あ、ちょ!!!!!」


案の定彼はびりびりに破いてしまった。
だいたいの猫の把握は出来たけど、大丈夫か?


「得策は???
なんかおびき寄せるための秘儀アイテムとか!!!!!!!!!!!!!」


「そんなものはない!!!」


いや、胸を張って言うものじゃないし。


「どんな猫だ!!!!!」


「もうむーーーーーりーーーーー・・・。」


僕はこの調査、あきらめようかな・・・。
戻って資料くださいなんて言ったらぶん殴られるの問題じゃなさそうだし。
僕が破ったでもないのに。
絶対僕だけ怒られるんだ。