その気持ちに気付いたのは最近のことで。時期的にはかなり遅かった。
臼田くんと私は小学生から高校まで、クラス替えで一度も離れたことがない。偶然とは考えられないくらいずっと一緒にいて、それが当たり前になっていた。
ずっと一緒にいると相手への想いというのは疎くなるというもので…『好き』という感情は私達にとって当たり前の感情であって。バカップルかって思われそうなほど彼と『好き』を言い合っていて…今思えば気持ち悪いな私達。とにかくその『好き』という言葉には何も含まれていなかった。この頃までは。
しかしとある日。私の秘蔵の少女漫画を臼田くんと一緒に読んでいる時に抱いてしまったのだ。『恋とは何ですか?』というお年頃な疑問を。
その瞬間、私の心は揺れ始める。
背中合わせに漫画を読んでいたのだけれど、『彼が近くにいる…背中に寄り掛かっている』と思うだけで心臓は跳ね上がった。
そして、しばらくしてから彼は後ろにいる私に振り返り、笑顔で言うのだ。
優しい笑顔と優しい口調で。
『楽しんでますか?』
その私へ向けられた私だけにしか見せない笑顔と、私を気遣ってくれる臼田くんの言葉で目覚めてしまった。『恋』という感情に。
そして、抱いた感情を心の中で復唱しながら私は運に恵まれていたことに気付く。
臼田くんと小中高とずっと一緒にいて、地元は一緒で家なんて近所…更に周りは臼田くんの不思議な行動(というより奇怪な行動)に怯えて近付かないという恵まれた環境にいることに。つまり、彼とくっつくチャンスはいくらでもあるのだ。
今はまだ彼にバレないようにこの感情は心の隅にしまっているけれど、いつかオープン状態になれたら良い。そんなことを思いつつ今日も臼田くんと一緒にいる。
それが私達には当たり前なのだから。
臼田くんと私は小学生から高校まで、クラス替えで一度も離れたことがない。偶然とは考えられないくらいずっと一緒にいて、それが当たり前になっていた。
ずっと一緒にいると相手への想いというのは疎くなるというもので…『好き』という感情は私達にとって当たり前の感情であって。バカップルかって思われそうなほど彼と『好き』を言い合っていて…今思えば気持ち悪いな私達。とにかくその『好き』という言葉には何も含まれていなかった。この頃までは。
しかしとある日。私の秘蔵の少女漫画を臼田くんと一緒に読んでいる時に抱いてしまったのだ。『恋とは何ですか?』というお年頃な疑問を。
その瞬間、私の心は揺れ始める。
背中合わせに漫画を読んでいたのだけれど、『彼が近くにいる…背中に寄り掛かっている』と思うだけで心臓は跳ね上がった。
そして、しばらくしてから彼は後ろにいる私に振り返り、笑顔で言うのだ。
優しい笑顔と優しい口調で。
『楽しんでますか?』
その私へ向けられた私だけにしか見せない笑顔と、私を気遣ってくれる臼田くんの言葉で目覚めてしまった。『恋』という感情に。
そして、抱いた感情を心の中で復唱しながら私は運に恵まれていたことに気付く。
臼田くんと小中高とずっと一緒にいて、地元は一緒で家なんて近所…更に周りは臼田くんの不思議な行動(というより奇怪な行動)に怯えて近付かないという恵まれた環境にいることに。つまり、彼とくっつくチャンスはいくらでもあるのだ。
今はまだ彼にバレないようにこの感情は心の隅にしまっているけれど、いつかオープン状態になれたら良い。そんなことを思いつつ今日も臼田くんと一緒にいる。
それが私達には当たり前なのだから。

