アタシは裕美ちゃんの願いを叶えようと、同じクラスの子、小学校の頃仲良かった子などに、必死でお願いした。



でも、一人も見つからなかった。



『どうしよ…。』



『どしたの?』


アタシに声をかけてきたのは、親友、真梨だった。



『真梨~助けて~!』



あたしが黙々と話すと、


『アタシは無理なんだよね。美術部で、精一杯だし。』



『そっかぁー。そうだよね。』