教授との融点

一一一コトン


目の前のテーブルにマグカップが置かれて、隣に初瀬尾教授が座って。


ドキドキして止まらない。


「コーヒー、飲めば?」


「あ…。ハイ…」


熱いコーヒーを口に含むと、一気に体がほてった。


あたし、何て事を…!


「あの…!スイマセンでしたっ」


「何が?」


「え…。何がって…覚えてないですけど…」


「中村に乗せられて飲みまくって泥酔。家に帰りたくないってダダこねて、オレにおんぶされてココに泊まった事に対してのスイマセン?」


「あ…。そうでした、か…」