ぱぱとままの物語



空磨の言った通りだった。
例え空磨が誰と居たとしても
それっておれには関係のないこと。
口だしなんてもってのほかだ。

・・・おれがどれだけ優乃のことが
気になっていたとしても・・・


おれにはなんと言っても
「すず」という彼女がいる。
彼女がいるおれに優乃のことを
とやかく言える筋合いは全くない。

・・・おれが優乃に気持ちを執着させすぎたのかもしれない。
ただのファンにすぎない。
何千人の中の一人の女の子だ。

それに今、空磨から聞いた通り、
空磨は優乃に本気って言っていた。
おれは空磨の兄貴だ。
弟の幸せがおれにとっての幸せだと思う。

なんでせかっく空磨に本気になれる人ができたって
祝福してやれなかったんだろう・・・