返事を言う暇もなく、去っていく利樹。 まるで、1年前のよう。 薬指を見ると、綺麗なブルーの宝石がついていた。 「アクアマリンだあ」 私の誕生石。 私の大好きな色。 今すぐ、利樹に会って言いたかった。 好きだよって。 愛してるって。 ニヤニヤしてしまうあたし。 今回の前期試験も、成績が悪い予感がした。