「私も……同じ。このまま修ちゃんに罪を着せたくない」 ギュッと瑞穂が僕を抱き締め、震えた声でそう呟いた。 「犯した罪は決して消えない。だから共に罪を背負い……生きよう」 彼女はそう言うと、まるで太陽の様な眩しい笑みを浮かべた。 それは僕がいつも遠くで見ていた彼女の笑みで、でも今は確かに僕に向けられている彼女の眩しい笑顔。 「私……もう逃げたりしない。その強さをレン……貴方が教えてくれた」 瑞穂のその言葉に……コクリと小さく頷きギュッと彼女を抱き締めた。