「……瑞穂は僕がいらなくなったの?僕に消えろって言うの!?」 僕のその叫びに彼女は悲しそうに表情を曇らせると、小さく首を横に振った。 「違うよ……レン。私と一緒に……生きるの」 彼女のその言葉にハッと顔を上げる。 「私は貴方。貴方は私。私の幸せが貴方の幸せと言うのなら、貴方の犯した罪は私の犯した罪。共に罪を背負って……生きるの」 彼女の強い瞳は真っ直ぐに僕を見つめる。 その瞳は僕の弱い心を見透かす様に、ただ真っ直ぐに僕を見つめ続ける。