小泉くんがすぐさま、
「何言ってるんだ!
八木は何も悪くない…むしろ被害者だろ?!」
ってカバーする。
それにすぐ、ユマが反応してしまう。
「何それ?!浮気相手のフォロー?
普通、妻に先に何か言うでしょ!」
レイも私も思わず頷いてしまう。
いかんいかん、私は
中立の立場でいないと…。
小泉くんも負けずに言い返す。
「ユマは八木のこと
何も知らないからそう言えるんだ!
第一、出て行ったきり連絡も
寄越さないで…」
「あなただってそうじゃない!
あなたに叩かれたとき、
私がどんな気持ちだったか分かる?!
アキとレイがいなかったら、
メイと一緒に海に飛び込んでたわよ!」
これには、まさかの八木さんが
「小泉先輩…!
奥様に暴力を振るったんですか?!
ひどいです!奥様が可哀相です…
それなのに私の相談にのってたなんて…」
レイとユマが、顔を見合わせる。
小泉くんが気まずそうに顔を伏せて、
八木さんは立ち上がって小泉くんに
詰め寄るようにした。

