でも、ユマが冷静でいられたのは
ここまでだった。
ユズトくんは一回隣の部屋に行ったものの
小泉くんを連なってリビングに戻って来た。
「…!あなた…」
メイを抱っこした小泉くんが、
顔を伏せながらゆっくり
リビングに入って来る。
「アキ!どういうこと?!
私…帰るっ」
「ちょ…ユマ!
アキにだって考えがあってだよ。
話し聞こう?」
玄関に向かおうとしたユマの足が止まった。
レイが、ユマの手を繋いで
ソファーに座るよう促した。
私はユズトくんと視線を合わせて、
ちょっとだけ頷いた。
ユズトくんがツナを私に預けて
そっと家から出て行く。

