私は苦笑いをしてから
エマが出てきた隣の部屋に視線を移す。
ちょうど、ツナを抱っこして
ユズトくんが出て来た。
すぐさまレイが、
「ユズっ子!貴様ぁ〜」
と殴り掛かろうとする。
「ちゅなくん、だめー!」
レイがツナを虐めていると勘違いしたエマが
泣きそうな顔でレイの足をぽかぽか殴った。
レイが仕方なくエマを抱っこしてあやす。
「大丈夫だよ、レイ。
あれは事情があったの。
レイが見たことは嘘じゃないけど、
誤解だったのよ」
「…誤解ぃ?」
言いながら、レイが
ギロリとユズトくんを眺める。
ユズトくんは苦笑しながら
ツナを私に預けて
また隣の部屋に引っ込んだ。
「ちっ、逃げられたか」
まだ唸っているレイに、
ユマも、まぁまぁ、と落ち着くよう促す。

