頬の上で乾き始めてた涙が
またぽろぽろ零れてきた。
「うぅ〜…!」
ユズトくんに
自分からぎゅうってしに行く。
ユズトくんは
ちゃんと私をぎゅうってして
おでこにキスまでくれた。
「馬鹿アキ。
もしかして、それを真に受けて
泣いてたの?」
「だって…最近、
帰りとか遅いし。
……好きって言ってくれないし」
ぐずぐず泣く。
もうお母さん失格だね。
これじゃあ私が子供だよ。
「はぁー?
俺、毎日寝てるアキに
チュウして耳元で好きって囁いて寝るけど」
「えっ?!
何それっ?!」
「………気付いてなかったのね」
…はい……残念ながら。
「アカネちゃんて言うのは…?」
ここ大事!
ユズトくんの事、信じてはいるけど
アカネちゃんって人と歩いてたって
自分で暴露しちゃってるんだし。
アカネちゃんの正体を暴いてやる!!

