絶対違う。
ユズトくんはそんな事しない。
違う、違うもん。
私はユズトくんを信じてるもん。
「レイ…出てって。
今すぐ出てって!!帰って!!」
胸のごちゃごちゃを、
つい目の前にいたレイにぶつけてしまった。
言ってしまった後に、
なんてこと言っちゃったんだろうって
後悔した。
でもレイは、すごく傷付いた顔をして
「アキ……ごめん」
荷物を持って出ていってしまった。
「レイっ」
玄関まで追い掛けたけど
レイは走って行ってしまった。
代わりに、メイをおんぶしたユマが
びっくりした顔で帰ってきた。
「ただいま…。アキ?
さっき走って行ったのレイ?」
「ユマ…
ユ〜マ〜ぁ」
「ちょ、ちょ、
私妊婦なんだから抱き着かないでよっ
大声出すな!メイが起きちゃうでしょっ」
私はユマに縋り付いて泣いた。
ユマは困惑しながら
メイをベッドに寝かせて、
焦げ臭くなっている魚くんを救出してから
私の話しを聞いてくれた。

